葉っぱの町 上勝町 いろどり

いろどりストーリー

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徳島県上勝町とは

徳島県上勝町は、徳島市中心部から車で約一時間程の場所に位置しており、人口は1,525名 770世帯(令和元年7月1日現在)、高齢者比率が52.39%という、過疎化と高齢化が進む町です。
しかし一方で、全国でも有数の地域活性型農商工連携のモデルとなっている町でもあります。葉っぱ(つまもの)を中心にした新しい地域資源を軸に地域ビジネスを展開し、20年以上にわたり農商工連携への取り組みを町ぐるみで行っています。
上勝町は2018年6月15日、首相官邸にて自治体によるSDGsの達成に向けた優れた取り組みを行う町として「SDGs未来都市」に選定され、内閣総理大臣より認定証を授与されました。

上勝町の歴史

上勝町の1980年代は激動の時代でした。
町の人口は年々減少し、主な産物であった木材や温州みかんは輸入自由化や産地間競争が激しく、伸び悩んでいました。
1981年には局地的な異常寒波が上勝を襲い、ほとんどのみかんが枯死。一年間でみかんの売上は約半分となり、農業は大打撃を受けたのです。
この歴史的大災害を乗り切るため、軽量野菜を中心に栽培品目を増やし(1981年8品目⇒、82年14品目⇒83年24品目)、農業再編成に成功。続いて季節的要因の少ない椎茸に注目し、現在の年間売上約5億円と、成功を収めています。
そして町の半数近くを占めるお年寄りが活躍できるビジネスはないかと模索したところ、"つまものビジネス"="葉っぱビジネス"が1986年にスタートしたのです。

世界が注目する上勝町のビジネス

「葉っぱビジネス」とは"つまもの"、つまり日本料理を美しく彩る季節の葉や花、山菜などを、栽培・出荷・販売する農業ビジネスのことです。 当時農協職員だった横石知二(現・株式会社いろどり代表取締役社長)が、「彩(いろどり)」と名づけて1986年にスタートしました。現在つまものの種類は300以上あり、一年を通して様々な葉っぱを出荷しています。
葉っぱビジネスのポイントは、商品が軽量で綺麗であり、女性や高齢者でも取り組めることです。現在の年商は2億6000万円。中には、年間売上が1000万円を超えるおばあちゃんもいます。それを支えるのはパソコンやタブレット端末で見る「上勝情報ネットワーク」からの情報です。 決まった数量を毎日出荷するのではありません。おばあちゃん達はパソコンやタブレット端末を駆使し、「上勝情報ネットワーク」から入る全国の市場情報を分析して自らマーケティングを行い、栽培した葉っぱを全国に出荷するのです。 「上勝情報ネットワーク」では自分が町彩部会で何番目の売上を上げているかの順位が分かるようになっているなど、農家さんのやる気を出させる“ツボ”をついた情報を提供しています。
弊社は「上勝情報ネットワーク」を通じた農家への情報発信を行っています。

葉っぱビジネスと上勝町

高齢者や女性達に仕事ができたことで出番と役割ができ、元気になり、町の雰囲気も明るくなりました。「葉っぱビジネス」の仕事が忙しくなってきたため、老人ホームの利用者数が減り町営の老人ホームはなくなりました。「忙しゅうて、病気になっとれんわ!」というおばあちゃんもいらっしゃいます。

「葉っぱビジネス」が、2012年秋映画『人生、いろどり』になりました。全国15万の方が来場されました。話題性もあり、来町者の数や、葉っぱの販売数も伸びました。2013年12月25日にはDVDの販売も開始しました。

また、現在弊社では上勝町から委託を受けて、上勝町の移住・交流人口の増加、町のファンづくりを目的としたインターンシップ事業に取り組んできました。 町内で仕事や生活の体験、集落行事やイベントへの参加などを通じて町のことを知ってもらう取り組みです。毎年たくさんの若者が町を訪れ、これまでに600名以上を受け入れ、約30名が町内に移り住みました。またその中には上勝町で起業し、新しいビジネスを始めた方もいます。高齢の農家さんが若者達と接することで元気になり、インターンシップ研修生が来ることを楽しみにされています。
2018年からは農業体験に特化し、彩農業の後継者を育成するため研修圃場の整備や農業体験を始めています。
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